芸能人の独立が目立つワケ
・ここ数年で、事務所を独立する芸能人が急増しています。 ・独占禁止法が芸能界にも波及したことが大きな要因です。 ・YouTubeでも活躍できるようになり、事務所に入る意味を見出せないケースも出てきています。新型コロナウイルスが猛威を振るい始めて以降、芸能人が所属事務所から独立・移籍するケースが相次いでいる。手越祐也さん、米倉涼子さん、柴咲コウさん…。かつて独立はタブーとされており、事務所の意向次第では“制裁”として業界から干されることも珍しくなかった。変化の背景には、独占禁止法を適用してタレントの権利を保護する流れや、ネットメディアの興隆などがある。「コロナ禍で仕事が減り、タレントによっては事務所に所属するうまみが少なくなった」と指摘する専門家もいる。 https://news.yahoo.co.jp/articles/ed1c09c53dd12a4755affc66af1c06236918cfbdここ数年は芸能人の事務所独立もしくは移籍のニュースが多くなっています。以前は独立をしようものなら芸能界で干されるケースが普通で、なかなか独立や移籍ができないのが普通でしたが、ここ数年は独立や移籍が普通になってきました。この背景には様々な流れがあるようです。 まず考えられるのは独占禁止法の存在です。平成30年に芸能人などにも独占禁止法を適用することを公正取引委員会が明らかにし、これにより、移籍や独立を制限する行為が咎められることになります。独占禁止法違反をしてまで芸能人と契約する行為はむしろ水商売である芸能界では致命的となり、独立が加速していきます。 近年はYouTubeなどが登場し、地上波に出られなくてもネットで発信を続ければいくらでも活躍できます。あえて地上波に出ず、ネットばかりに出る方もいるぐらいです。新型コロナウイルスの影響で事務所に所属してもうま味がない現実も見え隠れするなど、ここ数年で状況は激変しました。芸能事務所に所属するメリット、そして所属し続けてもらえるように働きかけを行う姿勢など、芸能事務所側が円満な対策を立てない限り、この流れは今後も続いていくことでしょう。