アベ政治の7年8か月

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  ・NHK政治部が安倍政権7年8か月を振り返っています。 ・その中身は詰まったものではなく、スカスカな部分もありました。 ・辞意表明後の状況が異質であるため、それが7年8か月を象徴しています。  
安倍晋三首相が28日、辞意を表明した。第1次政権退陣時と同様、自身の持病が悪化し、職務を継続するのは困難だと判断した。24日に第2次政権発足からの連続在職日数が2799日となり、大叔父の佐藤栄作を抜き歴代最長になったばかり。この間、経済政策「アベノミクス」や外交、安全保障政策などに取り組んだ。一方で「モリカケ」問題などスキャンダルも続いた。最近では、新型コロナウイルスを巡る対応でたびたび批判を浴び、激務から健康不安説が飛び交っていた。第2次政権以降の7年8カ月を振り返る。 https://news.yahoo.co.jp/articles/997a57bdd11daca4f382e0407d33ba79dc632fd8
  2021年に延期された東京オリンピックを始め、少なくとももっと長く続けると思われていた安倍晋三首相が、8月28日に辞意を表明し7年8か月の長期政権にピリオドが打たれました。その7年8か月はアベノミクスなどに代表され、野党の足並みが乱れたことで7年8か月も総理大臣として居続けられたわけです。     しかし、その中身を見ると、本当に日本のために成長につながったことをしてきたかは未知数です。例えば株価は常に安定し、投資家を中心に絶大な人気を誇りました。ところが、その恩恵は多くの国民にはもたらされません。結果的にデフレ脱却もならず、インフレもそこまで起きず、当初の予定は大きく狂います。 外交に関しても一見するとものすごく進展したかに見えて実は進展していないことが本当に多く、ただただ「やってる感」だけを演出したにすぎません。まともな批判をすればネット上で叩かれ、今回の事でも必要以上に安倍首相を労う言葉にあふれるなど、すべてが異質であったことは確かです。立場が違う人間たちが罵倒し合う、そんな社会を作り出したのだとすれば最悪であり、この先の日本はどうなるのかと不安になる人がいても不思議ではありません。