コロナ禍で医療従事者への暴力が横行?

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  ・世界的にコロナによって医療従事者に暴力をふるう人たちが増えています。 ・主に途上国を中心に、粗暴な行為が見られます。 ・新型コロナウイルスに対する知識のなさなど、先進国では考えにくいことが起きています。  
こうした中でスイス・ジュネーブに本部を持ち、紛争地域で医療活動を行う赤十字国際委員会(ICRC)は8月19日の世界人道デーで「パンデミックが宣言されて以降6カ月で、医療従事者、患者、医療インフラに対する暴力行為や嫌がらせ、誹謗(ひぼう)中傷は把握しているだけで600件以上」と発表した。 https://www.sankeibiz.jp/business/news/200901/bsm2009010500006-n1.htm
  世界的に広がる新型コロナウイルスの猛威ですが、これまでに全世界で2500万人ほど、そのうち80万人以上が亡くなっています。そんな状況にあって、コロナ禍において医療従事者や患者らへの暴力が横行しているという発表が赤十字国際委員会で行われました。     全世界で調査を行ったところ、暴行がおよそ20%以上、差別が15%、言葉の暴力などが15%を占めたそうで、赤十字国際委員会が把握している情報以上の攻撃が行われている可能性もあるんだとか。暴行の対象は3分の2が医療従事者、4分の1程度が負傷者など。日本ではあまり見られませんが、中東などではかなり大変なようです。 新型コロナウイルスでなくなった親族と医療従事者の殴り合いや、陽性になった医師の家にレンガが投げ込まれる、遺体を引き取れないことに反発した遺族たちが暴行、救急車の進入を妨害するなど様々です。もちろんこれらは先進国で起きているわけではなく、発展途上国がほとんどです。日本では医療従事者の子供を保育園に預ける際に不当に隔離されるなどのことが起きていますが、世界ではもっとえげつないことが起きており、考えされられる出来事です。