医療従事者への理不尽な主張相次ぐ

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  ・新型コロナウイルスの感染拡大もあり、医療従事者に対する理不尽な主張が相次いでいます。 ・子供を保育園に預ける看護師は、保育士からコロナのことをしつこく聞かれるなど、明らかな違和感を覚えています。 ・求められることは1人1人が感謝をすることであり、それを報じないメディアにも責任があると考えられます。  
東京都や大阪府では多くの感染者が再び出始めている。現場では、慢性的な人手・医療装備品の不足、ギスギスした人間関係に悩みを抱える医療従事者の姿がーー! 「コロナ禍はひどかった4月、5月の記憶が本当に曖昧なんです。忘れたいし、二度と戻りたくないというのが正直な気持ちです」 関西地区の大学病院の感染症部門でICUと救急外来を受け持ち、コロナ治療の最前線にいる看護師のAさん(26)。6月末のこの日も、つい数時間前まで“コロナ病棟”で残業をこなしていたといい、声には疲れが色濃くにじんでいた。 https://news.goo.ne.jp/article/jisin/nation/jisin-https_jisin.jp_p_1878517.html
  第2波がやってきたのではないかと心配になる人が多い中で、医療従事者に対して色々な理不尽な状況が襲い掛かっていると言います。この記事の中では、危険手当の有無で医療従事者の間で軋轢が生まれていることを明らかに。コロナに関連する仕事に従事する人に2,000円という少ない手当を渡す一方、普通に働く医療従事者にはそれがありません。2,000円の手当を巡り、なぜあの人たちだけもらえるのか、こっちだって忙しいのにという声が出ているのだとか。     より深刻なのは、医療従事者に対する偏見で、子供を保育園に預ける際にも、医療従事者だからコロナと近いところにいると敬遠する動きもみられるようです。一生懸命、コロナ患者や一般の患者に対して、今までと変わらない医療を提供しようと必死になっている人たちに対し、心無い言葉が多くの人が出てくるのは残念でしかありません。 その背景には、新型コロナウイルスの恐怖ばかりを伝え、この人たちがいなかったらもっと酷いことになっていると、医療従事者の頑張りを積極的に報じないメディアの責任があります。何かあればいつもメディアが作り出した偏見に悩まされる人が出てきますが、なんとかしてほしいです。