都知事になった政治家9人

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  ・戦後最初に選ばれた都知事に課せられたのは東京の復興でした。 ・2人目の都知事は当時IOC委員で、実務は後に都知事を務める人物が担当していました。 ・石原慎太郎氏以降の都知事は、何を課せられ何を克服したのか、徐々に見えにくくなってきています。  
史上最多の22人が名乗りを上げ、バラエティに富んだ候補者が並ぶ2020年東京都知事選。7月5日の投開票日に向けて、候補者たちの強烈な個性がぶつかる選挙戦が続いているが、これまでの都知事選の歴史の中でも「一風変わった」候補者が目立つことは珍しくなかった。 「東京都知事」というポストが生まれたのは1947年4月5日のことだが、戦後に東京都が経験してきた9人の知事たちの経歴もまた多様であった。歴代の東京都知事たちはどのような人物であったのだろうか。彼らのキャラクターを表すエピソードとともに、激動の昭和を駆け抜けた都政の歴史を振り返ってみたい。 https://forbesjapan.com/articles/detail/35616
  東京都知事はこれまでに9人が選ばれており、最初の1人目安井誠一郎氏に課せられたのは、東京の復興でした。焼野原だった東京をいかに再建し復興させるか、そこに尽力をしました。2人目の東龍太郎氏はなんと医師、医師が政治家、都知事になったケースです。IOC委員だったことが大きく、オリンピックを成功させるためにリーダーとなり、後に都知事を務める鈴木俊一が側近として支えました。     その後、美濃部亮吉氏が就任し、情報公開などを率先して行い、公害対策などにも尽力しました。ただオイルショックで打つ手がなくなったことで、財政が苦しくなり、退陣を余儀なくされます。その後就任したのが鈴木俊一氏で、期待されていたのは前任者からの赤字体質脱却と財政再建でした。身を切る改革を行うなどして財政黒字化を達成し、現在の都庁に移転したのも鈴木俊一氏の時です。 その後は青島幸男氏、石原慎太郎氏、猪瀬直樹氏、舛添要一氏、小池百合子氏と続きます。青島幸男氏より前は実務型の知事が多く、それ以降は知名度先行型の知事が目立ちます。ただ、課された課題を誰がどのように克服しているのか、段々見えにくくなっているのが実情でしょう。