ALS患者となった元社長の葛藤

ニュース社長
・FC岐阜の社長を務めた人物がALS患者としての苦悩を述べています。 ・バリバリ働いていた時代から一転して何も動けなくなりショックを受けた時期もありました。 ・死ぬことが一番怖いと考え、必死に生きようとしています。  
全身の筋肉が動かなくなる難病「ALS」の患者で、安楽死を望んだ女性を殺害したとして医師2人が逮捕、起訴された事件。ALSと闘う岐阜市の男性に思いを聞くと、ALSの患者が命の選択を迫られてしまう課題が見えてきた。 サッカーFC岐阜の元社長・恩田聖敬(さとし)さん、42歳。全身の筋肉が動かなくなる難病「ALS」の患者だ。 人工呼吸器をつけているため、言葉を発することができない恩田さん。まず、ヘルパーが「あ・い・う・え・お」と母音を読み上げ、恩田さんは表情で合図して止める。 https://news.yahoo.co.jp/articles/aba3be875aeb32221335d43030131827b263e433
  サッカーチームで現在はJ3のFC岐阜、そこで社長を務めていた恩田聖敬さんはALSという難病になってしまい、全身の筋肉が動かなくなって言葉を発する事ができない状況となっています。まだ42歳、本当であれば現役バリバリ、やり手の社長だったはずなのに、ALSが恩田聖敬さんの人生を大きく狂わせてしまいました。     恩田聖敬さんは、京都大学、京都大学大学院に進学し、株式会社ネクストジャパンに入社します。この会社はJトラストに吸収合併され、後にFC岐阜の再建に乗り出すことに。その中で恩田聖敬さんがFC岐阜の運営会社の代表取締役社長となります。2014年4月の出来事です。そこからたった9か月後、ALSの発症を公表しますが、実際に告知されたのは2014年5月、社長就任からたった1か月後のことです。 恩田聖敬さんにとってショッキングな出来事は、ALS患者が医師に依頼して殺害してもらうという事件。社長としてバリバリ働きたかった、その思いが叶えられない、そのことへの悔しさなどもある中で、死ぬことが一番怖いと考える恩田聖敬さん。FC岐阜の試合を見に行くなど、必死に生きる姿、決して諦めない姿を発信し続けています。