仕事のできる人のダイエット

ダイエット
「筋トレ ダイエット」の画像検索結果 この連載ではビジネスアスリートの方々にご自身の体重や体形管理の方法についてお聞きしています。 そろそろ忘年会の予定も入ってくる時期。年末年始は、長期の休暇もあり、体重が増加しやすい傾向にあります。 そこで、仕事ができる人の“ダイエットを成功に導く共通点”は何なのか、改めて振り返ってみながら、読者の皆さんとハウツーを共有していきたいと思います。

(1)ダイエットを予定に組み入れる

ダイエットが、仕事や家庭よりも優先順位の高い存在になることはそうそうありません。仕事が終わって夜遅くに食事を取りながら「このままじゃ太る一方だな。明日からダイエットしよう」なんてことを思いながらも、その明日が来ると、急な仕事に対応したりしているうちにダイエットのことなんてすっかり頭から抜けている……。ダイエットなんて、しょせんそんなものですよね。むしろ、常にダイエットのことが頭から離れない状態であれば、それはそれで問題かもしれません。 だからこそ、ある程度は事前に「ダイエットに関する予定」を入れておくことが大切です。たとえば、年齢を言い訳にせず引き締まった体をキープしているビジネスアスリートは、次のようなことをしています。 ・パーソナルトレーニングを入れる日は曜日と時間を決めて固定している ・予定や天候に左右されず、毎朝走ると決めている ・夜は炭水化物抜きと決めている ダイエットに関する“行動”を予定に組み入れることによって、「どうしようか」と迷うことなく、そのおかげで「今日は(ダイエット)しない」という選択をすることなく、良い選択をし続けられるコンディションをキープできるのです。 ジムに入会している人は少なくありませんが、入会時に予定していた回数よりも多く通えている人はまれです。今より頻度高く通えるようにするには、「仕事が早く終わる日にジムに行こう」と思うのではなく、事前に決めておくことが大事なのです。そして、その時間を決めるにあたっては、仕事などによって影響を受けにくい時間帯を見極めることが欠かせません。何度もジムに行く予定をリスケしなくてはいけなかったようなら、そもそも無理な時間帯に設定していたと思った方が良いでしょう。 買い物もダイエットに関する重要な行動の1つになります。食材を買う(ネット注文でも)タイミングを決めれば、冷蔵庫に何もないから適当に炭水化物だけで済ませてしまった、ということも回避できますし、おなかがすいて適当に済ますことも少なくなります。 ダイエットに関しては、「その気になったらいつでもできる」という過信はいけません。「その気にならないときでもできる」ように、事前に予定に組み込むのです。ビジネスパーソンなら、予定の調整はお手のものだと思います。「毎週水曜日のランチは野菜が取れる店にする」ということでも構いません。これはダイエットに良さそうと思う行動を、ぜひスケジュールに組み込んでみてください。

2)日常的にメリットを実感できる

目標の最適化。実は、これが意外と難しいものです。「10kg落としたい」と思っても、はるか長い道のりになれば途中で挫折する可能性も高まります。 人によっては、ビール断ちをするだけで100日後には10kgくらい落ちるかもしれません。カロリーカットの意味合いもありますが、ビールをやめることで、ビールに合う揚げ物などの嗜好品が減ることも要因です。 でも、1杯のビールを前にしたとき、「100日後には10kg落ちるんだからやめよう」と思うよりも「今日くらい、この1杯くらいはいいか」と思うことの方が多いのが現実です。行動経済学によると、結果までの時間が長くなるほどに価値は落ちていくといわれています。だから、先の10kg減より目の前のビール、というように、今得られるものを選択してしまうのです。 ですから、目標を高く持つことも大事ですが、遠い先に達成できることだけを設定するのではなく、その効果を「日常的に実感できること」で見つけることも大事です。これまでこの連載に登場してくださった方々も、壮大な目標を掲げて食生活に気をつけているというよりは、日常的にメリットを実感できるような何かを持っていらっしゃいました。 ・寝起きから快調 ・仕事に集中できる ・エネルギーにあふれている ・階段を心地よいテンポで昇降できる ・着たい服が気持ちよく着られる 1つ1つはささいなことかもしれませんが、何かしらメリットを感じられたら、「もうやめた!」という気持ちにはなりませんよね。10kgの減量を目標にした場合、達成するまでは、価値やメリットをあまり享受できません。でも、こうしたことに意識を向けると、取り組む価値を感じることができるのではないでしょうか。そして、価値を感じるからこそ、日々のちょっとした努力にストレスを感じなくなって、それが継続させる原動力にもなるのです。

(3)小さなことも評価する

「やればできる」という自信、つまり自己効力感は一度限りの大きな成功よりも、スモールステップでもポジティブな評価がこまめにあることが良いとされています。自分はダイエットを成功させることができる人間だ、という自信を持つためにも、小さな行動でも自分で評価をしてあげることが大事です。 「ビールは飲むけれど、1杯までにする」「ラーメンは食べるけれど、昼だけにする」「お酒は相手のペースにあわせて飲むけれど午前0時以降は飲まない」というように、小さくても、ダイエットや健康のためにすると決めたことをちゃんとできている、と自ら評価することも大切なのではないでしょうか。 ちなみに、自己効力感を提唱したバンデューラによると、リラックスしているとき、楽しいとき、前向きなときなどの情緒的覚醒も自己効力感を高めるといわれていますが、ダイエットに関していえば、お酒によってその効果を狙うのはほどほどに…ですね。

(4)苦手を知っている(自分を責めない)

そして、最後のポイントは、自分にできないこと、苦手なことを知っている、ということです。これまで連載に登場してくださった方々は、自分の「できる」を評価しながらも、「できないこと」「できないとき」を見極めることが上手でした。前回のインタビューに登場してくださったボーク重子さんも、「自分にはグルテンフリーダイエットはできないけれど、高タンパク質食ダイエットならできる」と明確におっしゃっていたのも印象的です。
どうしたらダイエットを続けられるか、の答えは1つではありません。たとえば、長期の出張や会食続きで食事をコントロールできないとき。「それでも頑張る(そういうときでもできることをする)」タイプの方もいらっしゃれば「今はダイエットを一時休止する」という選択肢も持っている方もいらっしゃいます。ダイエットを一時休止にしてなし崩しにならないのは、「ここからはまた元の生活に戻す」というリスタートの時期がちゃんとスケジュールに組み込まれているからですが、それも、自分の得意と苦手をちゃんと知っているからこそ。 スケジュールのアレンジが得意な方、目標設定が上手な方、褒め上手な方、分析が得意な方。仕事をしている中で気がついたご自身の強みは、同じようにダイエットにも転換できるかもしれません。 新しい年を身軽な体で迎えられるように、今からしっかり戦略を練りましょう。   引用元 https://diamond.jp/articles/-/186010?page=4 やはり、毎日続けることが大切かと思いますね。 小さな目標は良いかもしれないです。