西松屋社長交代、新社長は32歳

ニュース子供社長
  ・赤ちゃんの洋服などを販売する西松屋では、20年ぶりに社長が交代し、父から子へバトンタッチがなされました。 ・新社長は32歳で、東大法学部出身、みずほ銀行を経て西松屋に入り、要職を経験しています。 ・父親は代表権のある会長となり、社長を支えつつ、会社と社長の成長を見守る立場になります。  
西松屋チェーンは7月17日、取締役専務執行役員社長補佐室長の大村浩一氏(32歳)が社長兼最高執行責任者(COO)に昇格する人事を発表した。就任は8月21日付け。社長の大村禎史氏(65歳)は代表権のある会長兼最高経営責任者(CEO)に就く。同社にとっては20年ぶりの社長交代となる。 https://diamond-rm.net/management/59743/
  赤ちゃんなど乳幼児の洋服などを販売している西松屋チェーン、この程、社長だった大村禎史氏が会長兼最高経営責任者となり、社長に大村浩一氏が就任することになりました。新社長は32歳で、会長の息子です。2010年に東大法学部を卒業後、みずほ銀行を経て西松屋に入り、世代交代は既定路線でした。     西松屋は、元々1956年に赤ちゃんの西松屋株式会社として設立され、現在のスタイルになったのは1965年のことです。今でこそ全国に店舗展開を行っていますが、30年ぐらいまでは関西圏でしか出店をしておらず、90年代後半から全国展開を始め、業績は右肩上がりです。1つの店をお客さんでいっぱいにさせず、常にガラガラにさせることにこだわりを持つガラガラ経営も特徴的です。 この西松屋を大きく成長させたのが、今度会長兼最高経営責任者に就任する父親であり、息子はその背中を見続けてきました。新型コロナウイルスの影響や少子化など取り巻く環境は年々大変ですが、32歳の若い社長が、その若さを武器にどれだけのことができるのか、カリスマである父親もまだ現役だからこそ、思い切ったことができるのかどうか、そのあたりにも要注目です。