日航社長、採用正常化時間かかる

ニュース新型コロナウイルス社長
  ・日本航空では、当面の間、新卒採用などの計画を凍結し、採用を見送ることにしています。 ・国際便のほとんどが減便され、人材の余剰感があり、それが解消されるのに時間がかかります。 ・1度経営破綻をして、採用見送りを経験しており、日本航空には危機感が漂っています。  
日本航空の赤坂祐二社長が朝日新聞の取材に応じ、新型コロナウイルスによる航空需要の急減を理由に、来年度入社の新卒採用を中止する考えを示した。パイロットや障害者、すでに内定を出した新卒者は予定通り採用する。すでにANAホールディングスも新卒採用を中止しており、国内航空大手2社が、いずれも採用を見送る事態となった。 https://news.yahoo.co.jp/articles/fd80fbade8bf4b2d620ecb9c70b52190db5619fc
    新型コロナウイルスの影響で航空ビジネスに深刻な影響が出ています。本来であれば1000人単位で採用を行ってきた日本航空も2012年ないし2013年度以来の採用見送りを決めました。日本航空は2010年に経営破綻をしており、その時も数年程採用の見送りを行ってきています。     日本航空は、航空会社の中でも最高評価を受ける日本を代表する航空会社です。元々は日本航空株式会社法があり、いわゆる公的な会社だったのが日本航空であり、その信頼度は高かったものの、度重なる不祥事の影響で2010年に会社更生法の適用を受け、経営破綻。その後、京セラの稲峰和夫氏が会長となって、牽引し、立て直しに成功します。 今回の影響について、日航の社長である赤坂祐二氏は、国際線でかなりの減便があり、需要の回復に先行きの不透明感を感じ、回復に3年はかかると指摘し、人員の余剰感があることを明らかにしました。リストラしてもおかしくはない状況が今であり、どれだけ持ちこたえられるのか、日本航空ですらそのような状況であることに、新型コロナウイルスの問題の深刻さと抜本的な解決方法の乏しさなどに腹立たしさを感じずにはいられません。